和の装い ~ご新郎様~
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本日は、男性の《和の正礼装》についてご紹介したいと思います。
まず、結婚式などの改まった場で、男性が和の装いをする際にはいくつかの決まり事がございます。
これらの決まり事は、一見難しく思われがちですが、
正装、礼装というものは、単にフォーマルな装いというだけではありません。
普段着とは違う晴れ着に身を包むことで、そうした厳粛な気持ちを、
改めて自分自身に言い聞かせる意味も込められているのです。
「褌を締めなおす」「襟を正す」という言葉も、和服ならではの仕草から出た言い回しです。
こうした言葉の意味からも、衣服を改めるという行為と、精神的な意味合いには深い繋がりがあることが窺えます。
では、結婚式にふさわしい、新郎様の装いとはどのような衣裳なのでしょうか。
・黒羽二重
・染め抜き五つ紋付きの長着と羽織
・仙台平の袴
これが、第一礼装と呼ばれる、男性の和装において最上の格の着物です。
羽二重とは、経(たて)糸と緯(よこ)糸を交互に交差させる技法で織られた織物のことです。
この技法で作られると、柔らかく光沢のある布に仕上がるります。
染め抜き紋は、着物を織っていく段階で紋を形作る方法で、
一番格式が高いとされています。
身に纏うものの意味や格式を知ると、自然と表情が引き締り、
それに相応しい所作や振る舞いを意識するようになるのが不思議ですよね。
デザインやお好みで衣裳を選ばれるのももちろん素敵ですが、
このように意味や由来を知ったうえでお選びいただくのも、粋な感じがして素敵です。
「これって何の意味があるの?」
「どういう由来なんですか?」etc…
衣装合わせの際には、ぜひお気軽にご質問くださいませ♪
とても奥深くて面白いですよ(^^)
アンテリーベ河原町店